Y's Archive

岡山県総社市にある不動産会社の宅建士。不動産のこととか日常とか。

家の軒先

んにちはヨコウラです。
人がいないときはマスク外してます。

宅地を眺めていてふと思ったんですが、最近の家は「軒先(のきさき)」がないですね。
軒先ってなんていうか、屋根が壁の位置からちょっとはみ出してる部分です。
敷地いっぱいに壁面をもってくると軒が出せない場合もありますし、コストダウンの意味合いもあると思います。

の家は、断熱して室内はエアコン付けて快適に過ごしましょう、的な感じなので昔の日本家屋とはかなり違います。昔の家は暑い夏を快適に過ごすための工夫がされていて、その一つが縁側だったり軒先だったりします。
軒には夏の日差しを遮って外壁の温度上昇を抑え室内を暑くならないようにしたり、雨が降り込んでくるのを防いだり、という機能がありました。軒先がけっこう深い家も多かったですね。
夏の太陽と冬の太陽の角度から室内への日の入り具合を計算して軒の出を決めてたりしてましたが、今はそんなことしないんでしょう。
そういえば建築面積の算出でも軒の出によって面積が変わるんでしたっけ。それも影響してるかもしれません。

んか家の断熱性能が上がってエアコン使って快適だけど電気代上がるし、EV車にしても電気使うけど石油で電気作ってるし、どれもイタチごっこのような気がするんですけどね。

個人的には、軒は出てた方がいい、と思います。
では。