Y's Archive

岡山県総社市にある不動産会社の宅建士。不動産のこととか日常とか。

20240222 宅建協会備中支部研修会

こんばんは横浦です。
さすがにこの時期はブログ書くのを忘れてしまいます。

先日久しぶりに倉敷市の美観地区を散策しました。
観光客の方も多くなっていますね。賑わいがある風景はいいですね。

で、ちょっと前に行った研修会。
簡単に言うと
「高齢になると色々大変だから前もって話し合っておきましょうね」
ってことです。

例えば、
両親が高齢になって認知症になったから施設に引っ越すために自宅売って資金調達しよう
って考えてるあなた、それもう遅いです。

認知症になると、意思能力に問題が出るため正しい判断かどうか怪しくなり、賃貸借契約や売買契約などの契約行為ができなくなります(無効になります)。
生活必需品などの買い物はいいとしても、車や不動産などの金額の大きなものはだめでしょうね。
ということは、自宅の所有者が認知症になったら自宅の売却ができないということになります。

となると、施設に引っ越すお金はだれが出します?
金融機関の口座からも引き出せませんよ?

とはいえ、「任意後見」「成年後見」「遺言」「民事信託(家族信託)」などいくつかあって全然ダメなわけではないですが、本人や家族の好き勝手にはできなくなる、ということです。

なので、元気で意思疎通のできるうちに話し合って決めておきましょう、ということです。

なかなか難しい問題ですが、後で苦労するくらいなら家族なんですから話し合いしておいたほうがいいんじゃないかと思います。

前回の研修と似たような内容でしたね。
それだけ重要になってきている問題なんですよね。
では。